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座標系に関する演算プログラム
あらかじめベクトル,回転行列,座標系などのクラスとそれらの演算を用意することで 座標系を用いたロボットの動作生成や作業環境の記述などのプログラムが容易になる.
大規模なライブラリ用にこの手のツールが種々用意されているが 手元で手軽に使える自分用のツールは小回りが利いて実際にいろいろと便利である.
以下の4つのクラスと演算を実装する.
- ベクトル:和,差,絶対値,内積、スカラー積、外積、行列との積
- 直交行列:積、ベクトルとの積,列や行のベクトルとしての切り出し,オイラー角,回転軸と回転角の抽出.四元数への変換
- 四元数:回転変換としての四元数の生成.回転変換としての四元数同士の積.直交行列への変換
- 座標変換:座標系連鎖(積)、位置ベクトルとの積
これらの実装はpythonで行っているが,他の言語でも同様のクラスを作るのは容易であり,便利である.
ここでは簡単な問題を解きながら使い方を例示する.
補足
ベクトル
例題1
a=VECTOR(0.87, 0.5, 0)とb=VECTOR(0.71, 0.71, 0)との間の角度を求める。
例題2
x=VECTOR(1,0,0)を基準に a=VECTOR(-0.707,-0.707,0)のz軸まわりの回転 角度を求める。
回転行列
例題3
例題4
a=VECTOR(1,1,0)を回転させ、b=VECTOR(1,0,1)に 一致させるための、x軸以外の回転軸を1つとその まわりの回転角度をもとめよ。 ヒント:
- 記号なしリストまずは回転軸を求める.どこにあるか.直観でも良い.
- 回転軸周りの回転角度は,例題2を参考にする.
例題1の解答
例題1 a=VECTOR(0.87, 0.5, 0)とb=VECTOR(0.71, 0.71, 0)との間の角度を求める。
>>> a=VECTOR(0.87,0.5,0) >>> b=VECTOR(0.71,0.71,0) >>> co=a.dot(b)/abs(a)/abs(b) >>> th=acos(co) >>> th 0.26377986630106198 >>> th*180/pi 15.113473059575982
例題2の解答
例題2 x=VECTOR(1,0,0)を基準に a=VECTOR(-0.707,-0.707,0)のz軸まわりの回転 角度を求める。
失敗例
>>> x=VECTOR(1,0,0) >>> a=VECTOR(-0.707,-0.707,0) >>> co=a.dot(x)/abs(a) >>> th=acos(co) >>> th 2.3561944901923448 >>> th*180/pi 135.0
正解例
>>> a=VECTOR(-0.707,-0.707,0) >>> co=a.dot(VECTOR(1,0,0)) >>> si=a.dot(VECTOR(0,1,0)) >>> th=atan2(si,co) >>> th*180/pi -135.0
例題3の解答
例題3 a=VECTOR(1,1,0)をx軸まわりに90度回転させたベ クトルを求めよ。
>>> a=VECTOR(1,1,0) >>> R=MATRIX(a=pi/2) >>> b=R*a >>> b v:[1.0, 6.123233995736766e-17, 1.0]
