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| articles:matrix [2022/03/04 08:52] – [回転行列の演算と練習問題] Takashi Suehiro | articles:matrix [2023/01/30 11:55] (現在) – [直交行列と直交座標系] Takashi Suehiro | ||
|---|---|---|---|
| 行 9: | 行 9: | ||
| ===== 直交行列と直交座標系 ===== | ===== 直交行列と直交座標系 ===== | ||
| - | 直交行列とは以下を満たす行列のことである. | + | 一般的に直交行列とは以下を満たす行列のことである. |
| $$ | $$ | ||
| | | ||
| $$ | $$ | ||
| - | ここで$ I $は単位行列, | + | ここで$ I $は単位行列,これは |
| - | $$ | + | |
| - | I = \left( \begin{array}{cc} 1 & 0 & 0 \\ 0 & 1 & 0 \\ 0 & 0 & 1 \\ \end{array} \right) | + | |
| - | $$ | + | |
| - | である. | + | |
| - | これは | + | |
| $$ | $$ | ||
| A^{-1}=A^\mathrm{T} | A^{-1}=A^\mathrm{T} | ||
| $$ | $$ | ||
| ということであり,行列$ A $の転置行列$ A^\mathrm{T}$が逆行列$A^{-1}$になっていることがわかる. | ということであり,行列$ A $の転置行列$ A^\mathrm{T}$が逆行列$A^{-1}$になっていることがわかる. | ||
| + | |||
| + | ロボットの働く環境の空間的記述には主に3次元の直行行列を扱う.その場合, | ||
| + | $$ | ||
| + | I = \left( \begin{array}{cc} 1 & 0 & 0 \\ 0 & 1 & 0 \\ 0 & 0 & 1 \\ \end{array} \right) | ||
| + | $$ | ||
| + | である. | ||
| ここで$ A $を以下のように3つの縦ベクトルで表現すると, | ここで$ A $を以下のように3つの縦ベクトルで表現すると, | ||
| 行 42: | 行 43: | ||
| $$ | $$ | ||
| であり,$ \boldsymbol{e}_x $, $ \boldsymbol{e}_y $, $ \boldsymbol{e}_z $ は正規直交基底となっている. | であり,$ \boldsymbol{e}_x $, $ \boldsymbol{e}_y $, $ \boldsymbol{e}_z $ は正規直交基底となっている. | ||
| - | つまり直交行列は三次元直交座標系の座標軸を並べたものであり,これを用いて座標系の姿勢を表現することができる((基底ベクトルの一つの符号を反転させることで鏡像変換,つまり右手系と左手系の変換もできるが,複雑になるのでここでは回転変換のみを考える.)). | + | つまり3x3の直交行列は三次元直交座標系の座標軸を並べたものであり,これを用いて座標系の姿勢を表現することができる((基底ベクトルの一つの符号を反転させることで鏡像変換,つまり右手系と左手系の変換もできるが,複雑になるのでここでは回転変換のみを考える.)). |